世界一周~バックパッカーズハネムーン~
新婚旅行で海外世界一周!旦那はバックパッカーだが、嫁はバックパッカー経験0。2005年9月20日から約2年かけて地球を東回りに一周します。 東アジア→北米→中南米→ヨーロッパ→アフリカ→中東→南アジア


PROFILE
あきら&メグ
  • Author:あきら&メグ
  • mixi:あきら@世界一周&メグメグ
    2005年9月20日より世界一周ハネムーンに出発!豪華な旅は出来ないが、心は豊かにを目指します。まずは新鑑真号で上海へ。。。タイに向かい、タイをスタートに地球を東回りで一周。
    写真はメキシコ、カンクン沖の島、イスラ・ムヘーレスの夕日。本人出演。
    二人ともタイマッサージの総本山ワットポーで資格を取得。タイマッサージセラピストです。

    ☆携帯版URL☆
    http://aroundtheworld.
    blog17.fc2.com/?m


    ☆旅の軌跡☆↓クリックすると地図が出てきます。
    世界一周準備編(東アジア)
    世界一周スタート!(北米編)
    いよいよ突入!(中南米編)
    高いぞ!ユーロ!!(ヨーロッパ編)←現在地
    ちょっとだけ!?(アフリカ編)

    今は…2008年10月20に帰国!!!大阪の新居に移り、
    社会復帰へ向け勉強の毎日です


    <バックパッカー部門>



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    激辛料理に初胃痛!?
    10月11日快晴(ラサ最終日になってようやく…)
    この旅初の飛行機移動(しかも中華航空)はジェット機で、時々大きな揺れを感じ不安にもなったけど、国内線なのに機内食が出たりと意外と快適だった。
    今回の宿は前もって予約をしており、その際、空港までのピックアップを頼んでいた。でも迎えが来たのは約束の時間を一時間過ぎての事だった。う~ん、この辺りがいかにも中国って感じだなあ…。
    宿までずっと景色を眺めていたけど、かなりの大都会で走っている車もきれいに洗車されている。まるでおのぼりさん状態の私達…。
    ここ成都での宿はSim's Cozy guesthouse。大都会の中のオアシスのような宿で、レストランにもなっている中庭はとても居心地の良い所。
      
    次の日、成都での一番の目的である〝陳麻婆豆腐〟のスペシャル麻婆豆腐(金牌麻婆豆腐20元)を食べに行く。初めは美味しかったが、しばらくすると辛さで味が分からなくなってしまい、しまいには胃が痛くなってしまった。あきらは途中でギブアップしたが、私はせっかくだからと頑張って完食!後で、これが余計な努力だとは知る由もなく…。
    夕食は、宿で知り合った〝なかじ〟オススメの四川料理の代表料理の一つである火鍋を食べに。これがまた辛いのなんのって!!確かに美味しい…。でも今日の私達は昼に食べた麻婆豆腐の激辛にやられていた。食べたいけど、胃痛再発。今度のは耐えられないくらい痛いぞ。それに比べて、なかじは平気な顔して食べている。しかも、「火鍋って日本でも流行ると思いません!?」とまで言っている。中国に住んで一年だと言ってたけど、すごい適応力だ。彼女は昨日今日、二日連続で火鍋を食べていた。

    成都最終日。この日は早起きしてパンダ基地へ行く予定だったが、万里の長城と同じく、起きられず断念。そのかわり、ブログは北京まで更新しました。ようやくですが…。

    ※1元=14.5円
    (メグ)
    【2005/11/13 20:59】 中国 | TRACKBACK(1) | COMMENT(5)

    宗教が根付いている町(ラサ)
    10月5日雨。悪夢の32時間が過ぎ、バスは真夜中の3時にラサに到着した。ラサは想像していたのとはだいぶ異なり、かなり近代的な町並み。…本当にチベット??
    真夜中のせいか、予定していたホテルはどこも断られ、仕方なく高いホテルにチェックイン。でもユースのメンバーカード見せたら、なんと半額近くまで安くなった。すごいぞ、ユースカード!

    次の日、ヤクホテル(亜賓館)へ移動するが、高級ホテル的な雰囲気に圧倒される。聞いてはいたけど、かなりハイレベルなホテル。これで30元(ドミトリー)なんて本当に良いのか、ヤクホテル。ベルマンのデイジがかなりおすすめ。笑顔の素敵な彼はいろいろな国の語学を勉強中だと言う努力家。快適なホテルに人気者のベルマン。ヤクホテル最高!

    ヤクホテル新館 ヤクホテルドミトリー ベルマンのデイジ

    日本でもよく知られているホテルだけあって、久しぶりに多くの日本人と遭遇できた。皆、旅慣れているだけあってかなりの情報持ち。彼らはヒマラヤを越えてネパールへ向かうらしく、5人でランクルをチャーターしていて8日の朝、出発との事。それにしても、日本語で会話できるのって何て楽チンなんだろう。世界の言語が共通していたらなあ!

    とりあえず、高山病治療も兼ねて、ふらつく体で近場探索へとジョカンを目指す。ここジョカンは、聖地ラサの中心の最も聖なる寺院で、チベット全土から、巡礼者が目指す所だそうだ。ジョカンの周りのバルコルは土産物売り場で囲まれていて、売り場のおばちゃんに声をかけられまくる。巡礼者に習って、私たちも早速、時計まわりに歩き始めた。ジョカンの入り口前に来ると、五体投地をしている巡礼者が。皆、一身に祈る姿は、宗教にはあまり触れる事のない生活を送ってきた私にも、何か神々しいものが感じられた。自分の信じるものの象徴があって、それを詣でるために、はるばるラサまでやって来る人々の信念。宗教に限らず、何かしらの形でもそれを持つ人は素晴らしいなあ。

    バルコル バルコルの青い空

    翌日には高山病もかなり治って、早速ジョカン(今度は参拝のため)へ。早朝なら無料で参拝できるとの事だったが、入ってすぐに捕まり、追い出された。なぜか中国人に!見ると、隣の部屋のキョウスケさんもいる。彼は先週は無料で入れたらしく、またトライすると意気込んでいた。

    その日のジョカンはあきらめ、午後からセラ寺へ向かう。ここも由緒正しき寺だが、タダで入れる通路(裏口?)があるらしい。ジョカンでの無念を晴らそうと、塀の周りをプチトレッキング。一時間くらい歩きまわって探したが、結局見つからず、塀をよじ登り何とか入館成功(冷静に考えると何てバチあたりな事を…)。観光客が写真を撮りまくる中、問答修行しているお坊さんたちは撮影慣れしていて、ある意味、素晴らしいパフォーマーだった・・。

    セラ寺の裏門探索 セラ寺の問答 問答している僧と観光客

    ラサでの目的のポタラ宮の整理券をもらい(←観光者が多いため、時間ごとに振り分けられ、お金は当日払い。当日券は非常に少ない)、帰りは歩く気力もなくリキシャで帰途。疲れてはいたものの、ラサの町からも見えるポタラ宮は、明日の観光を楽しみにさせるに十分な雄大さだった。

    ポタラ宮 ラサは空がきれい。(この写真はかなり大きめで見れます)

    ※1元=14.5円
    (メグ
    【2005/10/30 19:02】 中国 | TRACKBACK(0) | COMMENT(5)

    5500mの峠を越えて(西寧→ラサ直送バス)
    10月3日晴れ。予定よりも迎えが遅れ、18時頃にバスターミナル(と呼んでいたが、どうみてもガソリンスタンド)に着いた。バスはすでにかなりの荷物を屋根に積み終わり、カバーをかぶせてしばっている所だった。僕たちの荷物は中へおくらしい。バスには確かに「西寧→ラサ」と書いてあり、縦3列に2段ずつ並んだちょうど人幅くらいの狭い寝台席はチベット人で満席だった。他に外国人はおろか、中国人とおぼしき乗客客もおらず、車内はなぜかバターの臭いであふれていた。最後部上段が僕たちの寝場所で、3つのベッドが連結しているため横には広かったが縦には他よりも狭かった。
    このバスは青蔵公路をひた走り、ゴルムドをスルーして、5000m以上の峠を二つ越え(最高点は崑崙山脈5500m)、次の日の23時くらいにラサに着くとの事だった。29時間のロングジャーニーである。ただ、最近高速道路が出来たため道は快適だという。
    バスまで連れてきてくれたNiu Xiao Junと握手をして別れ、荷物を置き、寝るスペースを確保し終わる前にバスは走りだした。

    道路は最初こそガタガタ道で隣りのメグも非常に不安がっていたものの、2時間ほど走ると高速道路に入った。本当に日本と変わらないくらいの路面の良さで、これは本当にラサまで快適だなと思った。
    しばらく高速道路を走るとバスは止まり、食事休憩に入った。空気が澄んでいるせいか空には満天の星、周りには遠くの山が見えるだけの荒野がそこのトイレだった(つまり外)。
    食堂の飯は辛すぎて、これからのトイレを気にしてあまり食べれなかった。ちなみにメグはきちんと用を済ましてきたようだ。
    その日は知らない間に寝てしまった。

    目が覚めると外はすっかり中国とは違っていた。家にはチベット式のお経の書いた色とりどりの旗、見たことがないような青い空、たまにヤク(チベット特有の毛むくじゃらの牛)も見かけるようになってきた。後ろを見ると道は一直線だった。
    『ついにチベット世界に入ったんだ』
    だんだんと酸素が薄くなって、頭も重くなってきたが、そのときはまだ感慨に耽る余裕があった。しかし、さらにバスが進むにつれ、頭痛、関節の痛み、さらには咳までが出てきた。熱はない。これは完全に高山病の症状だ。ただでさえ狭い後部上段のベッドで、曲げていた膝がありえないくらい痛い。
    「まだ峠を越えていないようだけど、早めに薬を飲もうか?」
    とメグに聞くと、
    「もう飲んだ」
    とメグは苦しそうに答えた。紅景天を飲み、1時間ほどすると頭痛は治まったが膝が痛い。体を起こすと頭を打つので、横になるしかなく、本を読む余裕もない。寝るしかなかった。
    そこからは、すばらしい景色で痛みをごまかし、眠気がわずかでも出たらすぐに寝るというのを繰り返した。昼食事には膝が伸ばせると思ったが、昼過ぎになっても止まる気配がなかった。

    一直線の道 青い空 隣のお兄さんと山

    ようやくバスが止まったかと思ったら、なにやら運転手と車掌(らしき人)が部品を取り出している。どうやら故障したようだ。外に出て少ない酸素を深呼吸で取り入れていると、故障箇所の大きな歯車がひどくかけているのが見えた。よくこんなバスでここまで来たものだ。外の景色はありえないくらいすばらしかったが、高山病のため写真をとる余裕もなかった。

    しかしそれすらもまだ序章であった。夕食に止まった食堂ではもはやスープも喉を通らなかった。周りのチベタンたちは慣れているせいか、一人二皿くらいおかずを食った後にカップラーメンという異様な食欲を示していた。食堂は言うにおよばず、バスの車内でもがんがん煙草を吸って、その煙がきつい。僕もスモーカーだが、煙草なんぞ吸う気にもなれなかった。その食堂を出るときに中国語指差し会話帳を駆使して、何時に着くか確認したら、明日の1時という回答だった。
    しかたがないからなんとか寝ていると突き上げるような揺れで目が覚めた。痛い頭をさらに揺らされた。周りのチベット人にも吐く人が出だし、僕にも吐き気が。
    (そうか、ここがついにピークか…)
    薬を頼んでも、メグからの返事はない。この揺れの中で寝ているのだろうか?

    激しく揺れる暗い車内の中、なんとかメグのかばんから紅景天と酔い止めを取り出し、薬が効くまでの一時間を耐えた。
    そこからはだんだんと下りだし、薬が効いたのか、高度がやや下がったからか(それでもラサは3600m)眠りに落ちた。

    気がつくとラサの明かりが見え出し、時計を見るとすでに1時どころか2時半だった。

    (後から知ったが、一日2回までと書いてあった紅景天をすでに飲んでいたメグは、あのピーク越えのとき返事が出来ない程苦しんでいたそうだ)

    (あきら)
    【2005/10/28 01:05】 中国 | TRACKBACK(0) | COMMENT(2)

    チベットへの道~後編~(西寧)
    10月2日雨。
    「ホテルを探しているなら、いい所があるよ」
    彼曰く、僕たちのガイドブックは古く、ここに載っているホテルは見た目が良くても中身が老朽化していて汚くなっていたり、ガイドブックの値段よりも高くなっている。
    うちのホテルなら、きれいだし、ロンリープラネットに載っていて、多くの日本人も利用したことがある。
    「ほら、これだけの日本人が今までに泊まった」
    と、名前とメールアドレスが載った手帳を見せだした。
    「あー、来たよ」
    僕は思った。良くある手だ。こういう輩でろくな奴はいない。ラサ行きの直通バスも扱っているという。

    しかし、確かにこのまま駅にいてもらちがあかないので、一応部屋だけ見せてもらった。彼の名はNiu Xiao Jun。旅行代理業をしていて、ホテルは紹介だけだそうだ。[Let's Go China]の西寧の項にも載っているそうだ。ホテル「宏光飯店(Hong Guang Hotel)」は確かに駅からすぐ近くで、60元のツインは思ったよりもきちんとしていた。シャワーのお湯をチェックしたら、5分ほど出したら熱くなってくるとのこと。日本人は今ひとりドミに泊まっているが、朝早くに湖に行ったとのこと(ほんまやろか?)

    とりあえず宿はそこに決め、ラサ行きのバスについて話を聞いた。1200元でパーミット付き、奇数の日にバスがあるとのこと。最短で明日だ。ゴルムドからの正規ツアーの悪口や、闇バスの危険性とかもいろいろ語ってる。
    ゴルムドからの闇バスでも700元はするし、国慶節だから検問も厳しいかもしれない。『1000元ならアリだな』と思った僕は、900元で交渉してみた。
    なかなかまからない。学割ならあるというので、ユースカードを見せてみた。写真がないので悩んでいたようだが、バスカンパニーに聞いてみると言って、どこかへ電話しだした。
    「今日ならちょうど空きがあるから1000元で大丈夫」
    おいおい、バスは明日と言ってたやん!臨時バスだそうだ。
    とにかく1000元でパーミット付きならば安い。バスは今日の17時だから15時にレセプション前ということ。料金は2回に分け、前金として400元(二人分)を支払った。

    思いのほか早くチベットに向かうことになったので、あわてて準備をした。駅前にある薬屋で高山病対策の薬(紅景天、18.5元)、市場で毛糸のタイツも買った。西寧の町ですでにかなり寒く、日本から持ってきたフリースをついに出したほどだったからだ。
    西寧は青海省の端にあり、シルクロードの入り口にあたる。町には回族(イスラム教徒)の人らであふれ、清真料理を看板にかかげていた。かなり、中国のほかの町とは雰囲気が違い、面白かった。

    西寧の2日目はいい天気♪

    準備もでき、そろそろレセプションに降りようとしていると彼が部屋に入ってきた。
    「急ぐ必要はない。バスは明日に延期になった」
    なんやて!?
    「今日は日曜日で公安が休みのようで外国人許可申請書のFAXを受け付けてくれなかった」
    おいおい、そっちが今日の話もちかけてきたやん?
    「申し訳ないが、明日になった。ゆっくりとしていてくれ」
    まぁ、公安が受け付けないのならば仕方がない。料金を同料金にするという約束で彼と別れた。
    「では明日の16時に!」

    まぁ、今日西寧に着いたばかりで、ここでも(標高2275m)すでに風邪っぽいなどの高山病の兆しがでてきていたので、高度順応するにもいいか、と前向きに考えた。

    しかししばらくすると、僕ら二人とも段々と不安になってきた。
    彼はフリーのエージェント。もし明日の待ち合わせに来なかったら?地球の歩き方にも似たようなトラブル例があった。言い値の1200元もそもそも安過ぎる。あれだけ色々と確認したのに、何故あのとき「400元は明日払う」と言わなかったのだ??
    それでもプラス思考で、彼のことは宿人間も知っているし、隣の食堂の人らも知っていた。大丈夫だろうと考えてみるものの、でもみんなグルだったら?と考えは元に戻ってしまう。そんなことを色々二人で話して、疲れ果ててその日は早めに就寝した。

    次の日の朝、昨日彼は朝にはもうホテルに顔を出していると言っていたが、やはりいなかった。それでも用意をして(チェックアウトもしなければいけないし)、12時に下に降りると、逆光の中に笑顔の彼が!
    「ハロゥ」
    ただ、バスが遅れていただけだそうだ。

    それからは何事もなく、チベット行きのバスに無事乗れた。本当に直通バスだったし、検問にもまったくノーチェックだった。彼のことを色々と疑ったが、本当にいい奴だった。Niu Xiao Jun、西寧の駅をうろついていたら、彼のほうから話しかけてくるだろう。

    Niu Xiao Junと宏光飯店で

    ※1元=14.5円
    (アキラ)
    【2005/10/26 23:30】 中国 | TRACKBACK(0) | COMMENT(2)

    チベットへの道(西寧)
    10月2日雨。雨の西安を離れてもまた雨。西安出発が1時間くらい遅れたのに、なぜか定刻に着いた。余裕をかましていた僕らがあわてて外に出ると、雨の中北京からの3人組みが待っていてくれた。青海湖に行くと言っていたこの3人に、このまま付いていっても楽しそうだった。

    しかし、ここ西寧ではなんとか日本人と出会って情報収集せねばならなかった。次の町、ゴルムドからの闇バスに乗る為に。

    (以下チベット事情に詳しい方は読み飛ばして下さい)
    僕たちの次の目的地である、ラサがあるチベット自治区は、外国人許可証というものが必要だ。陸路であろうと空路であろうとである。
    このせいでディスカウントチケットが流通しているはずの、成都からラサへのフライトが2000元以上もし、正規航空券しか存在しないラサ→成都が1500元と逆転現象が起こる。そして、この外国人許可証は原則(赤字)個人では取れないことになっていて、団体ツアーの形をとらないと発行されない。通常3泊4日である。そのツアーにはラサ近郊の寺院観光(参加しなくてもいい)や、宿(違う宿に泊まってもいい)も一応ついているが、終わったらそのまま残ってもいいという、「何じゃそりゃ?」なツアーなのだ。

    中国政府の「西部大開発」の号令のもと、チベットへの道は格段に行きやすくなっている。高速道路も整備されだしてきたし、2007年にはゴルムドから直送列車も開通する。以下の写真はラサに着いてから撮ったものだが、チベットは今以上に一大観光都市になるだろう。

    未来都市ラサ 奥に見えるポタラ宮がなければチベットだとは分かりません…(拡大してみて下さい)
     
    これがチベットの人たちにとって、いいことかどうかは分からない。
    インフラが整備されると物資の行き来は活発になり、物も手に入りやすくなる。市場が活発化されれば、仕事も増え、物も安くなるだろう。(現在のチベットは「山価格」で、周辺都市に比べやや物価や食費が高い)しかし、いったいどれだけのチベット人がそれらの恩恵に与れるのだろうか。
    少なくとも一旅行者の観点から見たラサでは、裕福そうなチベット人はあまり見なかった。きれいな身なりをしているのは、ほとんどが漢人である。ガイドブックではポタラ宮より西側を境に中国からの移民者エリア、と書いてあったが、そのエリアはかなり東側にまで拡がっていた。チベット人のエリアは、実際ジョカン(チベットの有名な寺。チベット人の参拝者は山を越え、皆ここを目指す)の周りに限られていた気がする。大きさにして1㎞四方ほどであろうか。
    個人的な私情から言わしてもらえれば、これ以上あまり変わってほしくない。
    しかし、この流れを変えるのはもはや非常に困難である。(現在インド亡命中のダライ・ラマ14世は国際世論に「チベット解放」を切実に訴えている。チベットではFree TibetのTシャツを着たり、ダライ・ラマ14世の写真を保有しているだけで、外国人は国外追放。チベット人ならば刑務所行き、最悪死刑となる)ただ言えることは、まだチベットらしさを残している今のラサに行けて良かったということだ。

    チベットの東側からチベットへの道は大きく分けて陸路と空路の2つ。その中でもメジャーなのが西寧→ゴルムド→ラサのバスと、成都→ラサの飛行機である。
    飛行機でいきなり標高3600mのラサへ降り立つと、ひどい高山病になりやすいようなので、僕らは陸路を選んだ。もし、1700元かかる正規ツアーで行っても価格は飛行機に近くなるが、高山病のリスクは低くなるし、運が良ければ闇バスで(時期にもよるが)700元以下でいける。最近帰国した友人の松本は今年の春に350元で行って、検問無しだったそうだ。
    ただ、ここでこのブログを旅の情報として読んで頂いている読者のために誤解のないように言っておくが、闇バスはあくまで非合法であるし、時期およびドライバーにより価格、安全度は大きく異なるので気をつけられたい。


    前置きが長くなったが、ここで話を西寧に戻す。

    とにかく、陸路で行くことを選んだ僕らは、情報収集及び、一緒に行く日本人(欧米人は闇バスで行くには目立ちすぎる)を探すために、ここでは日本人が泊まっている宿を選びたかった。
    駅から電話で2軒ほどガイドブックに載っている宿にかけたが、寝ぼけていたり(6時半だった)、英語が話せなかったり。僕の片言の中国語ではらちがあかなかった。『とりあえず、どないしょ?宿に直接当たろうか?』と思案していたら、“彼”に声をかけられた。
    「Are you looking for hotel ?」

    (長くなったので、前後編にします)

    ※1元=14.5円
    (アキラ)
    【2005/10/21 14:19】 中国 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)



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